こんにちは、co-chanと申します。
普段は東北6県を担当するシステム系の営業マンをしております。
当記事は、ネット銀行での住宅ローン借換えを落とされた実体験と、窓口審査に切り替えた際にわかったネットバンキングならではの厳しさや審査落ちの想定される理由をまとめております。
前回「【体験談】住宅ローンの借換え!ネット銀行は審査が厳しい~!住信SBIネット銀行・auじぶん銀行・PayPay銀行の高い壁に阻まれた記録」の続きとなっております。
審査前の条件やわたしの環境などもまとめておりますので、事前にご覧になった上で当記事をご覧いただくと、よりイメージが付きやすいかと思います。
窓口審査のある銀行に切替た理由
前回記事の通り、わたしが審査落ちした理由がいくつか考えられたこともありますが、実際に対面で何が足りていない(可能性がある)かを確認したかったというのが大きい理由です。
また、問題がわかった場合に対面なら解決方法を提示してもらえたり、交渉ができるのでは?という期待もありました。
今回選択した銀行
今回窓口での借換え申し込みしたのは「イオン銀行」さんです。
2023年12月時点での住宅ローン借換えの変動金利は0.380%と前回の記事にした主要ネット銀行の金利に引けを取らない低金利です。
また、借換え手続き費用や諸経費を借入に含められるなど、ネット銀行と同等のサービスになっています。
さらに特定のイオンモール内のイオン銀行で窓口対応が可能という、イオンならではのサービスに惹かれました。
どのイオン銀行でもやっているという訳ではないようなので、借換え相談をイオン銀行窓口対応で検討する場合、一度HPで窓口対応しているイオンを確認して、予約を申し込みしてから行くと良いです。
通常の銀行と異なり、イオン営業日の365日対応してもらえるところも大きなメリットかと思います。
わたしもネットから近くのイオン銀行に借換えでの相談予約を入れて、確認の電話をもらった後にうかがうことになりました。
ちなみにイオン銀行は完全にネット申し込みだけで進める事もできるので、窓口対応の必要がなければ他のネット銀行と同様にオンラインのみで申込みができます。
窓口対応の流れ
住宅ローン借換えの説明を聞く
はじめにイオン銀行住宅ローン借換えの基本的な説明を聞きました。
金利や借り換えの手数料の金額、諸費用を含められる点などネット銀行と同等の内容であることを確認しました。
正直、一般的な地銀や組合系の銀行よりも金利も低いですしサービスが充実しています。
更に言うと住宅ローン支払期間中ずーっとイオンでの買い物が5%OFF!しかも20日30日の5%OFFの日に買い物すると、更にそこから5%OFFなので、9.75%OFFで買い物ができちゃいます。
イオン銀行…借換えメリットありすぎでしょ…。
借換えシミュレーション
実際に今のわたしの残債で借換え後の金額がどうなるかシミュレーションしてもらいました。
借換え手数料や諸費用込みでの算出でも、支払総額150万くらい減ることがわかり間違いなく借換えはした方が良いという話に。(ネット銀行のシミュレーションでもわかっていたけど)
ただし、「基本的に0.38%の金利なのですが、審査内容によっては0.52%になる可能性もあります」と言われたので、その辺は担当者の人も判断はできないという話でした。
諸経費もネット銀行でのシミュレーションの場合は、なんとなくの金額で申請していたのですが、担当の方が概ねの相場での金額で計算してくれたので、その辺りの手間もかからなかったのが楽ちんでした。
仮審査→本審査申し込み
という事で、そのまま仮審査まで申し込みしました。
仮審査自体は簡単な内容での確認のようで、話をしているうちに仮審査は通過したと即連絡がきました。
わたしとしてはすぐにでも借換えを進めたかったので、そのまま本審査の申し込みをお願いしました。
ある程度必要書類はネット銀行の経験から分かっていたので、書類もほとんど持参してきていました。
少し戸建てだと足りない書類があったので、一通り揃えて再度持参することになりました。
基本的には完成引渡しと一緒に受け取る住宅の重要事項や検査確認関連の書類です。
ずさんな管理していなくて本当に良かった…。
(参考)イオン銀行必要書類リスト
銀行口座開設・イオンセレクトカード申し込み
借換え後の引き落とし口座になるイオン銀行口座の開設も本審査申込みと一緒に手続きしました。
銀行口座とあわせてイオンセレクトカードの申し込みも行いました。
セレクトカードは銀行やクレカ等複数の役割を持った最近のカードらしいです。
いろんな条件でランクがあるのですが、住宅ローンの借換えを申し込むとその段階で満たす条件で必然的にゴールドカードになるっぽいです。
あわせてスマホのアプリ「イオンウォレット」と「イオン銀行通帳」のアプリもインストールしました。
※利用には申込みした契約時のID等情報が必要
団信申し込み
ネット銀行でもある団信申し込みも本審査と一緒に行いました。
わたしは金利の上がらない「全疾病型団信」を申込しました。
健康診断で要精密検査になったり基本疾病がある方は申込み時に確認がありますので、正しい情報で申込しましょう。
とりあえず本審査申込はここまでです。
申込の際に審査に影響がありそうな部分がわかったので、下記にまとめています。
窓口仮審査の際にわかった審査に影響のあると思われる理由
本審査申込の段階で担当の方から確認があった内容について、落とされたネット銀行での借換え申し込みの際にも影響があったのでは?と思う点が二つありました。
自動車の残クレローン
住宅ローンのほかに、自家用車一台を「残価設定型クレジット」いわゆる”残クレ“で契約していました。
わたしの場合、タイミングも悪かったのが重なり審査に影響を及ぼす可能性が高い状況でした。
状況としては
・あと3ヶ月で契約期間の終了
・その際に残債が100万残る状況
本来は期間終了時にその100万の残債を①再度ローンを組む、②一括精算するか、③車を返却するかを選択するのですが書面上は「残り3ヶ月で100万の残債がある」とだけ判別されてしまうようです。
実際に担当の方が審査用の入力画面で「あ~…こうなっちゃうのか…」と詰まっており状況を聞くと、システムの作り上の仕様らしいのですが
①100万の残債を残り3ヶ月で支払うように割り算し月の支払額として算出する
②割り算した金額で1年分の試算をする
このせいで、毎月30万以上の自動車ローンの支払があると見なされてしまい、申請用の数値が異常値になってしまったとの事でした。
さすがに状況が違うので、さっそく融資部に連絡を入れてもらい状況の説明と交渉をしてもらえました。
こういった判断は数値だけで判別されるネット銀行ではできないところです。
融資部より「残価の取り扱いがわかる資料をあわせて準備してください」と連絡があり、既に3ヶ月後は残債を再ローンする契約をしていたので、その際の契約書を持っていき、残りの期間及び支払額がわかる状況で申請の補足資料用に使ってもらいました。
auじぶん銀行が仮審査ではねられたのは、恐らくこの残クレの状況が原因ではないかと思いました。
延滞履歴
10日以上支払が延滞したことがある場合審査に影響があるという事を言われました。
いつもメイン口座から住宅ローン口座に定額入金設定でギリギリの金額を移動していたのですが、今回10年固定金利が終わり変動金利になって支払額が上がったタイミングで引落ができず、支払が2週間ほど延滞してしまっていました…。
言い訳になりますが、延滞したことを何でも通知してくれず(ハガキ等来ていない)、借換え相談に行ったときに「延滞している状況なので返済計画表が出せません」と言われたことで知りました。
即刻入金して支払いましたが、信用情報のキズになってしまったようです。
正直に状況を説明したところ、「延滞した際のメイン口座の預金残高に余力があることが確認できれば説明ができます」という事だったので、給与振り込み用の楽天銀行の取引明細の画面キャプチャーと、住宅ローン用の銀行通帳をセットで渡して申請に使用してもらうことになりました。
こういった状況から、わたしの住宅ローン借換えについては説明が必要な状況があったため『窓口対応が必須だったんだな』と痛感しました。
窓口審査ならではのメリット
実際に窓口対応での住宅ローン借換えをしてみて感じた点です。
問題点対処の融通が利く!
前述の個人の状況として問題があるような場合に、窓口対応であれば担当の方があの手この手でカバーしてくれます。
ネット銀行はどうしても入力された数字や資料から拾った数字をそのまま判断に使用することになるので、融通を利かせてくれる対応が必要な方にとっては窓口対応が良いです。
必要書類の確認がしてもらえて楽ちん!
ネット銀行の場合は、必要書類のリストはまとまっているものの、住宅関係の書類となるといざ自分で探したときに「この書類で合ってる…??」と何度も不安になりました。
それをスキャンしてアップロードして…と、手間暇かけた上に正しい書類が揃っているかどうか不安になりながらの作業でした。
窓口相談の場合は、わからない書類については一通りまとまっているバインダーを渡して、「この中にあると思うので見てもらえますか?」とお願いすれば一通り担当の方が作業してくれました。コピー取る作業も地味に大変でしょうけど全部対応してもらえたのでめちゃめちゃ楽でした。
借換えの流れの説明がわかりやすい
申し込みから借換えするまでのその後の流れなども対面でカレンダーを使って説明してもらえたのでとてもわかりやすかったです。
「今日本審査の申し込みしたので、早ければこの日くらいに結果が出て、無事に通っていればこの日から融資可能、あとは現在の銀行さんに行ってもらって一括繰上げ返済の日程の調整を…」と一通り教えてもらえたので具体的な作業と、スケジュール感がわかってとても助かりました。
窓口対応のデメリット
一方で窓口対応も少々ではありますがデメリットもあるかなと思います。
窓口に行く必要がある
対面になる上で仕方ないのですが、やはり窓口に行って話をするという事になるので近場に銀行が無い場合はおっくうになるかも知れません。
また、書類に不備があったときにすぐに対応できず、また後日資料を持って訪問となると進み具合もオンラインに比べるとゆっくりになります。
書類を紙で準備する必要がある
物理的に必要書類を持参する必要があるので、わたしは必要な書類だけ入れておくバッグを用意して、借換え審査が終わるまで一通りそのバッグに突っ込みっぱなしにしています。
念のため必要書類を含むバインダーごと何冊か持ち歩いているので、結構な重量になってます(笑)
物理的なデメリットがありつつも、オンラインでの申し込みと同じ金利で対応してもらえるイオン銀行の窓口はものすごく利用者のメリットが大きいです。
自分にあった銀行を選ぶ方法
わたしのようにネット銀行でバタバタしないように、最初に自分に合った住宅ローンの借換え銀行を探してくれる便利なサイトがあります。
住宅ローンの見直しはモゲチェックモゲチェックは条件にマッチする銀行の案内や、5分でできる借換えのシミュレーションなど必要な情報を簡単に知ることができます。
また、オペレーターとのメッセージでの直接やり取りもできるので、ネット銀行等不安な方は相談に乗っていただく事もできます。
Youtubeでおなじみの両学長もおススメしているサイトですので、ぜひ検討してみてください。
今後の予定
この記事を書いている現状は、イオン銀行の住宅ローン借換えの本審査申し込みが終わったところです。
前述のように金利0.38%で無事に通るように祈っている最中です。
結果が出たら引き続き追記していきます。
住宅ローン借換えでお困りの方のお役に立てれば幸いです。
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