「頭の中のイメージはあるのに、どう文章にしていいかわからない」
そんなときに頼れるのが、ChatGPTです。このブログでは、Sora 2で動画を作るためのプロンプトをChatGPTに依頼する具体的な方法をまとめました。
1. 全体の流れをざっくり把握しよう
まずは、ChatGPTとSora 2を組み合わせて動画を作るときのざっくりした流れを整理しておきます。
- 作りたい動画のイメージをざっくり言葉にする(日本語でOK)
- そのイメージをChatGPTに伝え、Sora 2用のプロンプトに変換してもらう
- ChatGPTから返ってきた英語プロンプトをSora 2に貼り付けて動画を生成
- 出来上がった動画を見て、気になる点をChatGPTにフィードバック → プロンプトを修正
ポイントは、自分はざっくりイメージを日本語で話すだけで、細かい英語の表現や構図の書き分けはChatGPTに任せてしまうことです。
2. ChatGPTに依頼するときの基本テンプレ
まずは、どんなテーマの動画でも使える「依頼テンプレート」を用意しておきましょう。
下の文章をコピペして、太字の部分だけを書き換えればそのまま使えます。
あなたはSora 2用の動画プロンプトを作成するプロです。
以下の条件をもとに、Sora 2に入力するための英語プロンプトを作ってください。
【動画のテーマ】
- 例:かわいい子猫が音楽に合わせて踊っている
【雰囲気・テイスト】
- 例:ポップで明るい、見ていて癒やされる
- 例:少しコミカルで、テンポの良い編集に合う映像
【画角・構図の希望】
- 例:横長の16:9、YouTube向け
- 例:最初は1匹の子猫だけが映っていて、だんだん仲間が増える
【長さの目安】
- 例:10秒前後の短い動画を想定
【表現のこだわり】
- 例:血や暴力表現はNG、全年齢向け
- 例:色合いはカラフルで、背景はシンプル
以上を踏まえて、Sora 2にそのままコピペできる英語プロンプトを
1つ作成してください。
このテンプレートを使えば、毎回ゼロから説明文を考えなくても、必要な情報を整理してChatGPTに渡すことができます。
3. 伝えるべき5つの要素
いい感じのプロンプトを作ってもらうためには、ChatGPTに「材料」をしっかり渡すことが大事です。特に、次の5つを意識して書き出しておくと失敗が少なくなります。
3-1. テーマ(誰が・何をする動画か)
一番大事なのが「誰が」「どんなシチュエーションで」「何をしているのか」です。
例として、次のような書き方があります。
- かわいい子猫が、リビングで音楽に合わせてダンスをしている
- 鎧を着た日本の侍が、雨の中で華麗に剣を振るっている
- ドジな犬が、ボールを追いかけて転びながらも頑張っている
「誰が・どこで・何をするか」を一文で言えるようにしておくと、ChatGPTもイメージをつかみやすくなります。
3-2. 雰囲気・テイスト
同じ「猫が踊る動画」でも、ほのぼの系・ポップ系・映画風など、テイストによってプロンプトは大きく変わります。
- ノスタルジックで少し切ない雰囲気
- ポップでカラフル、テンポの速い音楽に合う映像
- シリアスで映画のワンシーンのような、シネマティックな雰囲気
「見た人にどんな気持ちになってほしいか?」を意識して書くと、雰囲気を言語化しやすくなります。
3-3. カメラワーク・構図
Sora 2のプロンプトでは、カメラの動きや構図もかなり重要な要素です。
たとえば、次のような指定があると仕上がりが安定します。
- 最初は遠くから全体を映し、徐々に主役にズームしていく
- 手持ちカメラ風で少し揺れを入れ、臨場感を出す
- 横長16:9で、YouTube用ショート動画として使いたい
自分で細かい英語を書く必要はありません。「こんなカメラの動きにして」と日本語で伝えれば、ChatGPTが英語で表現を組み立ててくれます。
3-4. 動きの変化・ストーリー
10秒の短い動画でも、「序盤 → 中盤 → 終盤」と流れをつけておくと、見ていて気持ちいい動画になります。
- 最初は1匹だけ → 途中で仲間が増える → 最後は全員でカーニバル状態
- 静かな構え → 一気に斬り結ぶアクション → 最後に決めポーズで終了
- 失敗して転ぶ → 立ち上がってまた挑戦 → 最後にうまくキャッチできる
「時間とともにどう変化してほしいか」をざっくり書いておくと、ChatGPTがタイムラインに沿ったプロンプトを作成してくれます。
3-5. NG表現・気をつけたいこと
Sora 2にはコンテンツポリシーがありますし、自分のチャンネルで使ううえでも避けたい表現はあるはずです。事前にNGを明言しておきましょう。
- 過度な暴力表現・血しぶきは控えめに
- 露骨なホラー表現はNG
- 実在の有名人・ブランド名は使わない
「この範囲ならOK」「ここから先はNG」を決めておくと、ブログを読んだ人にも安心して使ってもらえるプロンプトになります。
4. 実際の依頼例(そのまま使えるサンプル)
ここからは、実際にブログ読者がコピペして使える依頼文のサンプルを紹介します。テーマだけ差し替えれば、そのままChatGPTに送信できます。
4-1. かわいい猫ダンス動画を作りたいとき
ChatGPTへ
Sora 2で使う動画プロンプトを作ってください。
【やりたいこと】
・かわいい子猫が音楽に合わせてダンスしている10秒くらいの動画
・最初は1匹の子猫だけ、途中から仲間の子猫が次々と増えていき、
最後は部屋中でみんなが楽しそうに踊っている
【雰囲気】
・ポップでカラフル、見ていて癒やされる
・子どもから大人まで楽しめるような、やさしい世界観
【その他の希望】
・画面比率は16:9(YouTube向け)
・過度な暴力表現や不快な描写はNG
・英語の一文で、Sora 2にそのままコピペできる形にしてください
こうした日本語の依頼文を送るだけで、ChatGPTがSora 2向けの英語プロンプトをまとめてくれます。
4-2. かっこいい侍アクション動画を作りたいとき
ChatGPTへ
Sora 2用の英語プロンプトを1つ作ってください。
【テーマ】
・日本の侍が激しく斬り結ぶアクションシーン
・劇画風、スピード感のあるカメラワーク
【雰囲気】
・少し暗めでシリアス、映画のワンシーンのような迫力
・雨の中、刀と刀がぶつかり合う
【カメラワーク】
・最初は遠景で2人の侍が向かい合っている
・そこからカメラが素早く寄っていき、剣戟のアップや足さばきを映す
・最後は決めポーズで静止し、雨粒だけがゆっくりと落ちる
【注意点】
・血しぶきの表現は控えめにし、過度な残酷描写は避ける
・英語で完結したプロンプト1つにまとめてください
このように、「何が起きて、どんな順番で、どんな雰囲気で進むか」を丁寧に書くほど、ChatGPTが組み立てやすくなります。
4-3. 笑える動物ドタバタ動画を作りたいとき
ChatGPTへ
Sora 2で使う英語プロンプトを作ってください。
【テーマ】
・犬と猫が一緒にドタバタする、クスッと笑える動画
・10秒前後で、ショート動画として使いたい
【ストーリー】
・ボールを追いかける犬
・それを冷静に見ている猫
・犬が盛大にすべって転ぶ
・最後に猫が「やれやれ」という表情で犬のそばに寄り添う
【雰囲気】
・ポップで明るく、子どもが見ても安心な内容
・コミカルな動きが強調されるカメラワーク
【その他】
・16:9の横長
・暴力表現や過激な表現は入れない
・Sora 2用に、英語で1つのプロンプトとして完成させてください
こういったテンプレートをブログ記事に載せておけば、読者はテーマだけ差し替えてすぐにChatGPTへ投げることができます。
5. ChatGPTと一緒にプロンプトをブラッシュアップするコツ
最初から完璧な動画ができるとは限りません。むしろ、「出してみる → 修正する」を何度か繰り返しながら理想に近づけていくイメージの方がうまくいきます。
5-1. 出来上がった動画をそのまま言語化してフィードバック
動画を見て気になった点は、ざっくり日本語でOKなのでそのままChatGPTに伝えます。
- 猫の動きが思ったよりゆっくりだったので、もう少しテンポよく動いてほしい
- 背景がごちゃごちゃしているので、もう少しシンプルにしたい
- カメラがあまり動かないので、ズームインやパンの動きを追加したい
こうした感想を伝えると、ChatGPTは既存のプロンプトを踏まえたうえで「どこをどう書き換えればよいか」を提案してくれます。
5-2. 「前回のプロンプトをベースに修正して」と伝える
修正を依頼するときは、次のように一言添えておくとスムーズです。
さきほど作ってくれたSora 2用プロンプトをベースに、
以下の点を修正した新しいプロンプトを作ってください。
・猫の動きをもう少し素早く
・カメラに軽い揺れを入れて臨場感アップ
・背景はシンプルなリビングに統一
「前回のプロンプト」という文脈を維持したまま細部を変えてくれるので、微調整がとても楽になります。
6. 作成した動画をSNSやブログで紹介するときのポイント
6-1. 自分の作例やYouTubeリンクを添える
実際にSora 2とChatGPTを使って作った動画があれば、ブログの中に埋め込んでおくと説得力がアップします。
「この動画は、この記事で紹介しているテンプレートを少しアレンジして作りました」と書いておくと、読者もイメージしやすくなります。
6-2. 注意書きやポリシーへのリンクも忘れずに
Sora 2や生成AI動画は、各サービスのポリシーに従って使う必要があります。
ブログの最後に「ご利用の際は各サービスの利用規約・コンテンツポリシーをご確認ください」と一言添えておくと、トラブル回避にもつながります。
7. まとめ:ChatGPTを“翻訳&企画の相棒”として使おう
この記事では、Sora 2で動画を作るためのプロンプトをChatGPTに依頼する方法をまとめました。
- 自分は日本語でざっくりイメージを書くだけでOK
- ChatGPTには「テーマ」「雰囲気」「カメラワーク」「ストーリー」「NG表現」の5つを伝える
- テンプレートを使えば、いつでも同じフォーマットで依頼できる
- 出来上がった動画を見ながら、ChatGPTと一緒にプロンプトをブラッシュアップしていく
英語の長文プロンプトを自力で組み立てようとすると、どうしても時間がかかってしまいます。
ですが、ChatGPTを“翻訳&企画の相棒”として使えば、「こういう動画がほしい!」という気持ちだけを日本語で投げるだけで、Sora 2用のプロンプトがどんどん整っていきます。
ぜひこの記事のテンプレートをベースに、自分だけのオリジナル動画づくりを楽しんでみてください。
そして、実際に作った動画やプロンプトのアレンジ例などを、あなたのWordPressブログで紹介していけば、それ自体が立派なコンテンツになります。
「ChatGPT × Sora 2」の組み合わせは、これからますます面白くなっていくはずです。
一緒にいろいろなアイデアを試しながら、最高の一本を生み出していきましょう。


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